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INTERVIEW #1
インタービュー
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京丹後市職員×ふるさと創生職員
タッグを組んで、進める。
今年度、京丹後市では第3期のふるさと創生職員を8分野において募集します。どの業務分野も京丹後市の未来を見据えた取り組みとなっており、非常にチャレンジングな内容となっています。それぞれの部署の担当職員とタッグを組んで、市役所内に新たな風を吹き込んでくれるような方に来ていただけると嬉しいです。
[京丹後市 市長公室長] 川口 誠彦 MASAHIKO KAWAGUCHI
ふるさと創生職員は京丹後市がこれから取り組む事業に対して、多様な考え方や新たな視点、優れた識見などを取り入れながら企画推進や事業推進といった形で各部署の担当者と一緒に仕事をしていきます。業務分野のミッションを「公務員」という公的な立場を理解して互いに協力し合いながら進めていくことで、関わる多くの人が同じ目標に向かってチームワークよく進めていくことができるため、それぞれの強みを活かしあえるような関係性が大切だと思います。
また、副業・兼業ができるのも今回の採用の大きな特徴です。ふるさと創生職員としては週3~4日で勤務日数を選べますので、他の時間をリモートワークや農業や自分のやりたいライフワークに充てるといった働き方ができます。ただ、公務員であるため副業や兼業の一定の制限はあります。その点は事前に人事課と副業や兼業の相談をすることが必要になりますが、その公務員の立場を持ちながら、自分らしい暮らし方や働き方を選択できることで、任期が終わる3年後に向けていろいろと挑戦する時間ができるのではないかと思います。
京丹後市が取り組むプロジェクトや社会課題の解決に向けたプロジェクトに挑戦することになりますので、行政の関係部局やふるさと創生職員同士でコミュニケーションを積極的に取っていただきたいですし、行政のリソースを活用することや地域で活躍されている市民・団体の方と一緒に取り組んでもらいたいと思っています。ご自身のやりたいことの実現や副業・兼業による働き方など、この挑戦には多くの可能性があると思います。
まちや市役所をオープンにしていく仕事
今回の募集によって、多様な経験や外の視点を持っている方に来てもらい、市役所をどんどん開いていくことにつながればいいと思っています。京都府最北端の丹後半島にある「まち」だからこそ、外のことを吸収しながら「まち」をどんどん開いていくことが、これから発展していく要素になるのではないかと考えています。応募される方にはこれまでの経験や視点を京丹後市役所へ入れてもらい、外の刺激を市役所内で発揮してもらうことで、組織や職員の活性化にもつながっていくのではないかと思います。
あと、採用された方には、なによりもこの丹後の暮らしと仕事を存分に楽しんでほしいです。京丹後市には都会にはない海・里・山があり、まちづくりの中心となってこれからの京丹後市の暮らしや仕事を担っていく多くの人がいます。こうした地域の人と一緒に暮らしを考え、つくっていける土壌があります。地域と共に暮らすことでこの「まち」での暮らしが豊かになっていきます。任期は3年ですが、そのあともできれば京丹後に関わりながら、楽しい暮らしを一緒にしていってもらえたら嬉しいです。
最後になりますが、私はこのまちがいろんな人にスポットライトがあたる舞台になれば楽しいんじゃないかと思っています。市役所はこのまちに暮らす人に、いかに舞台に上がってもらえるかを考える仕事だと思います。舞台に上がろうと思えば誰でも上がれる。そうすればおもしろい、楽しい、前向きになれる、そういう市民が1人でも多く増えるまち。そんなまちづくりを今回募集する「ふるさと創生職員」が行政での仕事の中で、丹後の暮らしと一緒に楽しんでもらいたい。関係部署と一緒にチームとなって、それを進めていきたいです。
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INTERVIEW #2
インタービュー
INTERVIEW #2

[京丹後市 政策企画課]三井 雄太 YUTA MITSUI
「今の仕事に納得しているか」
これが転職のきっかけでした。
私は2020年の4月から京丹後市役所で働きはじめていますが、それまでは東京で製薬会社での営業等の仕事をしていました。東京で働いていた時は大きな仕事がやれる楽しみがあり、成績を上げたり成果を出していくやりがいを感じていました。
社会人になって2~3年が経った時、ふと気づいたのは「生活者の顔が見えない環境だと結局、誰のために働いているのかがわからなくなる」ということでした。
仕事場の先輩を見ていて、だいたい自分の将来像のイメージがつくんですよね。そうした時「このままで自分の人生いいのかな」と感じて、あらためて自分の大切にしたいことは何なのか考えました。そこで出てきたのは、「ただ生活のために働くのではなく、その先に自分の存在意義を仕事の中で見出したい」「顔の見える関係の中で誰かのために働きたい」「プライベートの充実と仕事の両立を実現して豊かな人生を送りたい」ということでした。
そこで学生時代に袖志の棚田再生プロジェクトという活動で関わっていた縁もあり、京丹後市の行政職員の採用試験に応募して今に至っています。自然環境が豊かなところで働ければ、自分が関わりたい環境や仕事が近くにあって得たいものと両立できる、そう考えました。暮らしはじめて1年ほど経ちますが、京丹後の良さを自然体で感じています。先日も休みの日にバケツに水を入れて慣れない車の掃除をしていたのですが、アパートの隣に住んでいる方から突然声を掛けられて、「バケツだとやりにくいやろ。うちのホースいつでも使ってええよ」と言ってもらって、東京で暮らしてた時は隣にどんな人が住んでるのかもわからない状態だったので、声を掛けられたことに驚いたと同時にその気持ちが嬉しかったです。日々、親切な人が周りに多いと実感していて、助け合いができる地域だと感じています。
「今の仕事に納得して働いているか」人生と向き合う場所が京丹後にあった。
この先の人生を考えたときに自分の居場所がつくれる所で暮らしたいと思っていたのですが、今の暮らしを考えたとき、自分の居場所や地域の人とのつながりを実感しています。先日参加した地域でのボランティアを通じて、いろんな人と出会ったのですが、そこで価値観が変わったのを覚えています。民間企業で働いていた時は、利益・売上といった自分が一番でないとだめだと思って働かなければいけませんでした。他者を含めて負けたら終わりだと思っていました。人のため、誰かのためと掲げてはいますが、結局、売上・利益を考えて勝ち負けで考える価値観でした。しかし、地域との関わりやボランティアに参加してみて、地域のためや誰かのためだけを考えて、人の役に立つことを実感したり、みんなで楽しかったね、と心から言い合えることに幸せを感じる経験をしました。
企業で働いていた時は気づけなかったのですが、今のように人との繋がりや環境を感じるだけで良い人生だと思います。[人の生きている本質=誰かのために役に立つこと]が本能的な価値なんじゃないかと思っています。だから役割を持てる場所で生きることは、自分の存在意義を感じますし、それはこの地域だからこそ感じる良さだと思います。
このまちにはポジティブで何かに挑戦したいと思っている人が多く、気兼ねなく自分の強みや弱みを言い合える人や環境があります。きっとお互いにやりたいことを言い合える関係があるのだと思います。新たなことに挑戦して、新しいことを生み出せる土壌があると感じるので、自分の存在意義や居場所を作りやすい場所なんではないかと思います。地域の人がオープンで閉鎖的ではなく、親身になって教えてくれるいい人が多いと感じていて、仕事場の人間関係もとてもいいです。
なにより仕事終わりに海を眺めたり、山でリフレッシュできたりすることで自分の気持ちを落ち着けたり、「時間の使い方」を考えられる仕事や暮らしを選べてよかったと思っています。
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INTERVIEW #3
インタービュー
INTERVIEW #3
半分公務員の立場になる事で、
多様な関係性が生まれます。
「丹後」に出会って性格がかなり変わったと思います。丹後に移り住む前は、新しいところへ行くことや新しいコミュニケーションを築き上げることよりも、仲の良い友人と深く関わることに居心地の良さを感じていて、その拠りどころとして、ホームパーティを毎週末開催したり旅行を企画してとにかく友人と過ごす時間を作っていました。

[丹後暮らし探求舎/株式会社U設計室] 小林 朝子 ASAKO KOBAYASHI
私のメインの仕事は、京丹後市への移住を考えている人の相談から案内、移住・定住に向けて伴走支援をすることです。移住後に望む暮らしをお聞きし、それに合わせた地域や人の案内、物件探しのお手伝いや移住前後で参加して地域の人や移住の先輩と交流できるイベントの企画などを仕事にしています。よく、どんな人が移住を希望しているの?と聞かれますが、年齢も家族構成も憧れのライフスタイルもバラバラなので、相談を受けた時にその人に合いそうな人や地域をたくさん紹介できるように、移住相談対応以上の時間をかけていろんな地域・職業の人との関係作りを大切にしていますし、それで人間関係がどんどん広がっていくことがとても楽しくやりがいを感じています。
「半分公務員」という選択肢。
新卒のとき、公務員はなんとなく固くて、無機質なイメージというだけで公務員という選択肢はまったくありませんでした。たまたま、京丹後市への移住もいいかもと思っていたタイミングで京丹後市の副業OKの嘱託職員として移住支援員の仕事を選択肢として紹介され、市役所で働くことへの不安はありましたが、私が移住したいと思えた気持ちを活かす仕事として挑戦することに。入職してみた結果、知れば知るほどイメージが変わりました。
「まちづくり」って、前から興味がありましたが、意識高い系の人が関わっているイメージで私には程遠いと勝手に思っていたのですが、その住んでいる地域が好きで、ちょっとでも住み心地が良くなるにはどうしたらいいだろう?と考えるだけでいいんだ、市役所の仕事はそれを仕事にできるところなんだと感じるようになりました。
市役所で働くうちに、私の中で京丹後市役所というのは「活躍の場」を与えてもらったという意識があって、自分が「こうしたいな」と思ったときに、相談できる場所になったと感じています。市役所職員として移住支援員としていろんな人と出会う中でできた多くの人間関係が大きな財産となり、移住して3年後には一般社団法人を立ち上げて市役所の中ではなく市役所と一緒に移住・まちづくりの仕事をすることになりました。
特にすごいことをやっているわけでもないのに、このまちでは注目を浴びがちで、面識がなくても存在を知られていることが多いです(笑)なので、何かしようとする時に多くを説明せずとも前向きに話を聞いてくれたり、協力してもらえる感覚があります。あと自分の好きなことや趣味が仕事になることなんかもあります。市役所に在籍中から移住相談員以外にも設計事務所でも兼業をしていますが、お祭りなどイベントで挑戦させてもらい描いたイラストをたまたま見た設計事務所からスカウトされたのがきっかけです。絵を描くのは好きでしたが、まさか仕事になるなんて思ってもおらず、現在はチラシ作りや施主さんへのアイデア提案をする際のサポート役として仕事をしています。
私の経験から、半分公務員の立場になることで、気持ちの有余ができたり、地域でもいろんな人との関係性が生まれるので、口コミとクライアントを広げる期間になると思います。都会では人口が多い分、自分がやりたいことを誰かがやっていたり、情報が埋もれたりしますが、丹後では初のことも多いし注目されるので丹後で挑戦しやすいかも!
今は特定の挑戦したいものがなくても全然大丈夫。
むしろ、何か挑戦したいという気持ちがあれば、自分ができる可能性と余白を見つけられると思います。「移住して、これをしよう!」っていうビジョンがなかった私の見つけた自分の役割はサポート役。移住したら「これを絶対やる!」という決意より(それも大事だけど)、自分で全部やろうと思わず人との出会いを大切に、寄り道もいっぱいしてどんどん人に頼ればいいと思います。
私は自分が前に立って突き進むのは苦手なので、何か挑戦したいなと思う人が最高のパフォーマンスができるように人と人、想いや可能性を繋ぐ最高のサポート役でありたいです!
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〈京丹後市役所〉 〒627-8567 京都府京丹後市峰山町杉谷889番地
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